食品工場・店舗・施設のための除菌・衛生管理の情報メディア

トイレ掃除が感染症対策の基本

コラム

2020/6/24

トイレが何カ所あるか

みなさんの事業所には、トイレは何カ所ありますか。食品工場などでは、従業員に対し、定期的に保菌検査(検便検査)を行って、陰性の方のみ作業に付かせています。検便を行った方だけが使用できる、(1)従業員専用のトイレ、検便検査の確認が出来ない、お客様、商談に来られた方が使用できる(2)のトイレ、原料の配達、商品の配送などの運転手さんが使用する(3)のトイレ、最低三カ所のトイレが必要です。

トイレの数はそれぞれいくつありますか。法律上は、20人に対して1箇所あればいいのですが、食品工場の場合は、ライン毎に休憩に入り、ライン毎に作業場に作業場に入場するため、トイレ渋滞が発生しない数が必要になります。

大用のトイレは、洋式トイレになっていますか。和式トイレで大を利用すると、作業着のズボン部分に、便の飛沫が飛ぶ可能性があります。

食品関係の便器は洋式にすべきです。

トイレに入るときの服装

作業着に着替えた後に使用する、(1)の従業員トイレを使用するときに、作業着のまま使用するか、上着だけを脱いでしようするか、作業着すべてを脱いで使用するか決めていますか。

私は、作業用のエプロンは作業場で、外し、トイレの入り口で、作業着の上着だけでも脱ぐべきと考えています。衛生を気にしている、弁当工場では、上下の作業着を脱いでトイレを使用していました。

作業靴は作業場の入場口で脱いで、靴下のまま移動し、トイレで専用の靴などに履き替えるべきです。大手食品工場でも、作業場内にトイレがあり、作業靴と、トイレ用の靴が隣り合う可能性のある現場もありました。トイレだけで無く、汚染区と衛生区の間に必ず、準衛生区のように緩衝区域を設けるべきです。

トイレの考え方

トイレの考え方

トイレ掃除

新型コロナウイルスの汚染が一番考えられるトイレ、あなたの事業所では、トイレ掃除はどなたが行いますか。その方は、トイレ掃除以外どんな作業をしますか。トイレ掃除の時の服装、防具はどんな物を使用していますか。

トイレ掃除は、まず作業者の出勤が集中する前に行うべきです。トイレ掃除の頻度は、使用する方の人数にもよりますが、一直8時間で最低三回、24時間工場では、9回は必要になります。

理想論では、トイレ掃除担当の方は、トイレ掃除専用であるべきです。しかし、なかなかトイレ掃除だけでは一日の作業量にならないので、トイレ掃除するときは、上着だけでも専用の作業着で対応し、トイレ掃除の隙間時間は、更衣室、食堂、などの、作業場以外の清掃担当とするのが、一般的です。

トイレ掃除の防具は、専用の上着、ゴーグル、マスク、厚手の手袋が必要です。素手で、指先で便器をこすり上げる教育がありますが、私は、新型コロナウイルス等の感染症を防止する上で、必ず、厚手の手袋を使用すべきだと思っています。また、飛沫が目に入ると感染する可能性があるので、必ずゴーグルが必要です。

便器、便座、床などは、便所専用の洗剤で洗浄します。水を撒いて掃除する方もいますが、水気は必ず拭き取る事が必要です。床がぬれていると、作業着に飛沫が着く可能性があります。

新型コロナウイルス等の感染防止のためには、トイレで用を足した後に、手を触れるところを順番に考えて見ます。

トイレットペーパーを使用し、(1)水を流し、(2)トイレの鍵を開け、手を洗います。

特に手を洗う前に触れる(1)水を流すレバー、(2)トイレの鍵の殺菌が必要です。洗剤で拭き上げ、から拭きし、アルコールをかけて拭き上げる事が必要です。家庭でも、手を洗う前に触れるところは、定期的な殺菌が必要になります。

トイレの鍵

トイレの鍵

トイレで使用後、水を流すときに、便器の蓋をせずに水を流すと飛沫が壁、床に飛び散ります。

水を流すときは必ず便器の蓋をするように従業員教育が必要です。

毎日ではなく、毎週、便器から便座をずらし、隙間を綺麗に洗浄し、壁、床の洗浄殺菌を行う事をお勧めします。

感染症対策の基本は、トイレ掃除だと思いませんか。

コラム

2020/6/24