食品工場・店舗・施設のための除菌・衛生管理の情報メディア

毎日拭き上げているところの材質を考えているか

コラム

2020/7/13

毎日拭き上げているか

新型コロナウイルス等の感染症対策で大切な点の一つは、複数の方の手が触れる可能性のあるところを、定期的に、拭き上げる事です。玄関の鍵の解錠設備、玄関のドアの取って、トイレの個室の鍵など、どうしても複数の方が触れる可能性のある場所があります。

出勤から、作業場に入場し、手袋をはめるまでの間で、複数の方が触れるところは、定期的に、拭き上げる事が必要です。多くの方が出勤する前後には、必ず拭き上げる事が必要です。アルコール等を噴霧だけしている光景を見ますが、噴霧だけでは表面すべてを殺菌することは出来ないので、噴霧後に必ず、拭き上げる事が必要です。

拭き上げる事が出来る材質にする

ノロウイルスは、塩素系の殺菌剤が有用とされています。

新型コロナウイルスは、アルコール系殺菌剤が有用とされています。出来れば、塩素系で拭き取った後、アルコール系で拭き上げれば、効果は増すと思います。

トイレの個室の鍵で考えれば、毎日、毎日、手の触れる部分を、殺菌剤で拭き上げていけば、鍵の材質、ドアの材質によっては、変色し、変質してしまいます。特に塩素系の殺菌剤を、通常のステンレスに使用してしまうと、直ぐにさびてしまう事があります。

同じように見える、ステンレスでも、磁石が着くステンレスと、磁石が着かないステンレスがあります。毎日拭き上げる必要のある場所は、磁石が着かないステンレス製の物を設置すべきです。

ステンレス鋼とは、1912年に発明され、「さびて汚れない(Stainless)鋼」と言うところから、ステンレスと呼ばれています。

鉄に13%以上のクロムを含んだ鋼のことで、大きく分けて磁性のあるクロム系と磁性の無いクロム・ニッケル系とがあります。

食品工場で一般的に使用する、SUS304は、クロム(Cr)18%、ニッケル(Ni)8%、残りが鉄(Fe)で構成されたステンレスになります。クロムと、ニッケルの配合量から「18-8ステンレス」ともいいます。ステンレスの種類は非常に多く、使用場所で、適した物を使用する必要があります。SUS304のSUSとは、Steel Use Stainless の略になります。

塩素を使用する場所では、磁性の無いオーステナイト系のステンレスを使用する必要があります。磁性のあるフェライト系のSUS430等を使用すると、傷のついた表面から錆が発生し、変質してしまう可能性があります。

食堂の机の天板、食堂の椅子の背もたれ部分、毎日、殺菌し、拭き上げる事が可能な、材質になっていますか。確認が必要です。

拭き上げる必要を無くする

拭き上げるための人件費、薬剤費を考えて見てください。更に、人任せの仕事は、「つい忘れてしまった」等の要因で、感染が広まってしまう可能性があります。

玄関の解錠は、個人ごとのICカードで解錠し、自動ドアにする。トイレなどのドアも自動ドア、トイレの水を流すところは、タッチセンサーにする、個室の解錠は、トイレットペーパーを用いてあけるなど、複数の方が手を触れる場所を極力少なくすることが必要です。

トイレの個室の鍵以外はすべて、複数の方が手を触れる必要を無くする事ができるはずです。

共用の設備を無くする

事務所で考えて見てください。複数の方が、共有で触れる物を考えて見てください。

パソコン、電話、ホワイトボードマーカー、プロジェクター等多数考えられると思います。特に作業に付いているパソコン、例えば、受注専用のパソコン、ラベル発行専用のパソコンなどは、複数の方が触れる事になります。

キーボードの表面、マウスの表面の殺菌も必要ですが、マウス、キーボードを個人専用にし、作業者が変わる度に入れ替える、専用パソコンを無くし、個人のパソコンから操作できるようにするなど、複数の方が触れる事を無くするように考えてみませんか。

パソコンのキーボード、マウスは、歯ブラシの様に、個人別にすべきだと思いませんか。

コラム

2020/7/13

関連製品Sponsored by FUJITEX

  • 次亜塩素酸水 ジア除菌 FX997

    次亜塩素酸水 ジア除菌 FX997

    アルコールが効きにくい菌にも有効!安全性が高いから、場所や素材を選ばずに使えます。

    詳細を見る