食品工場・店舗・施設のための除菌・衛生管理の情報メディア

10万円支給から考える 「他山の石」

コラム

2020/7/20

常に自分の事として考えること

新型コロナウイルスの減収対策で、1人一律10万円の特別定額給付金の支給が大きな混乱の下、実施されました。マイナンバーカードがあれば、インターネットで申請でき、当初はネット申請の方が早いと、報道されていたのです。

しかし、地方の役場の実態を見ると、ネットで受け付けた書類を、印刷し、名簿と突き合わせを実施し、申請内容の記載事項があっているかを、二人で読み合わせを実施しているような状態でした。しかも、郵送の申請書の中からネット申請者の分を手作業で抜き出す作業までが加わっていたのです。

せっかくのパソコンなどを使用したネット申請が、郵送の手続きより、役所側の手間がかかってしまっていたのです。

この現象を、「だから役所仕事と言われるんだよ」、「いいよな、役所は仕事が遅くても残業が付いて」などと非難だけをしていることを、「対岸の火事」といいます。

私たちは、どんな事でも、「他山の石」として、自分たちの組織を磨くために使わなければならないのです。組織の責任者は、常に自分の組織を磨き上げ、生産性を増し、30年後も存在する組織になるようにしなければなりません。

ネットのメールで送ることの出来る、請求書などを、郵送することは、郵送費も含めて、経費が受け取る方も含めて、余計にかかっていることを認識する必要があります。

例えば、あなたの事業所で、受注はどのように行っていますか。電話、ファックス等で受注し、集計していませんか。すべての受注が、eos等の電子データーで受注作業を行っていますか。受注した数値を生産システムに自動で、転送出来ていますか。出荷の仕分け、トラック積みの指示書は、受注データーから、自動で転送出来ていますか。製品に添付する日付などのデーター、箱詰め時の日付データー、仕分け時のデーター、等は自動で、入力が行われていますか。

給与明細書、源泉徴収書、有給の残日数などは、従業員の方が必要な時に、WEB上で確認することが出来ますか。給与明細を印刷し、袋詰めし、手渡すためには、お互いの人件費がかかっていることを認識する必要があります。いまだに、給与明細書を印刷し、袋に詰めて手渡ししていませんか。

郵送で、請求書、見積もり書などを送付していませんか。郵送の時に、再度、宛名を封筒に記載していませんか。

資材、原材料を発注するときに、エクセルシートに、発注量を記載し、プリントアウトしてから、ファックスしていませんか。日本では、パソコンで作業した方が、紙の消費量が増えると言われています。

クレームの再発防止策にも、つい、「ダブルチェックでミスを防止します」と記載していませんか。どうすれば、パソコンを効率良く使用し、ミスが防げるか、10万円支給の事例を「他山の石」として学び、自分を磨き続ける事が必要なのです。

給与明細をWEBで見られるように改善を検討してみませんか。

「他山の石」とは

「他山の石」(たざんのいし)、元々は中国最古の詩集である「詩経」の中の「他山之石、可以攻玉。」という言葉です。「他の山にあるどんなつまらない石でも、自分の宝石を磨くのには役に立つ」ということから「他人のどんな行いや言葉でも、自分を向上させるのに役に立つ」という意味です。「人の振り見て我が振り直せ」と同じような意味になります。

「対岸の火事」とは

「対岸の火事」(たいがんのかじ)「川の向こう岸の火事はこちらまで燃え移らないから、安心していられる。自分に関係がない事は、痛くもかゆくもないことの例えです。「高見の見物」と同じ意味になります。「牛肉偽装事件で捕まるなんてだらしないな、今回は、対岸の火事だからゆっくり見学とさせて頂こう。」と言うように使います。

コラム

2020/7/20

関連製品Sponsored by FUJITEX

  • 非接触温度センサー

    非接触温度センサー

    非接触温度センサーシステムを搭載した顔認識温度測定装置です。

    詳細を見る