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新しい生活様式と熱中症対策 withコロナ、マスクをつけて過ごす夏

コラム

2020/7/27

令和2年5月4日、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議において「新型コロナウイルスを想定した『新しい生活様式』」が示されました。『新しい生活様式』では、感染防止の3つの基本である(1)身体距離の確保、(2)マスクの着用、(3)手洗いや「3密(密集、密接、密閉)」を避けるなどの対策を取り入れた生活様式を実践することが求められています。

これまでとは異なる生活環境下で迎える今年の夏。一方で、今年の夏は厳しい暑さが予測され、例年以上に熱中症にも気をつけなければなりません。

暑さが増してくるこれからの時期、気温、湿度の高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。今回は、感染症を防止しながら熱中症も予防するための対策についてまとめました。

状況とリスクを考えてマスクをはずす

厚生労働省では、「新型コロナウイルスを想定した『新しい生活様式』」における熱中症予防として、『令和2年度の熱中症予防行動の留意点』を取りまとめています。

留意点では、「屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすようにしましょう」と記しています。また、「マスクを着用している場合には、強い負荷の作業や運動は避け、喉が渇いていなくても、まめに水分補給を心がけるようにしましょう」と注意喚起した上で、「周囲の人との距離を十分にとれる場所で、適宜、マスクをはずして休憩することも必要です」と求めています。

周囲状況や熱中症のリスク、自身の状態に応じ、マスクをはずす必要性があることも、頭に入れておくことが大切です。

マスクを着用したままでのスポーツについても注意が必要です。

スポーツ庁では「中長期にわたり感染症対策と向き合う中で、身体的及び精神的な健康を維持する上では、体を動かしたり、スポーツを行なうことが必要」とした上で、マスクを着用したまま運動・スポーツをすることに対する注意点を示しています。

スポーツ庁が作成したリーフレット『安全に運動・スポーツをするポイントは?』には、「水分補給を忘れたり、体温が下がりにくくなることがあるので注意が必要」、「マスクをしていつも通りの運動・スポーツをすると、運動強度が上がることがあるため、速度を落とすなどの調整が大切」、「息苦しさを感じた時はすぐにマスクをはずす、休憩をとるなど、無理をしないこと」など、マスクを着用して運動をする際に気をつけるべきポイントが記されています。

体温調節と水分補給が大切

『熱中症ゼロへ』プロジェクトを推進する、日本気象協会では、特に「マスク着用時の熱中症予防・対策のポイント」をWeb上でまとめています。マスク着用や室内で過ごす時間が長いことを踏まえ、注意すべきポイントや対策を、『マスク編』『STAY HOME編』としてまとめていますが、ここでは『マスク編』を紹介します。

熱中症に気を付けたいポイント

出典:日本気象協会(https://www.jwa.or.jp/news/2020/06/10095/

マスクを着用することで気をつけたいポイントとして、まず「マスクによる放熱の妨げと呼吸しにくいことによる体温上昇」のリスクを上げています。

人は、呼吸の際、冷たい空気を体に取り込み、温かい空気を出して体から熱を放出しています。協会では「マスクを着用すると、マスクで温められた外気を吸い込むため体が冷やされず、体内に熱がこもる原因の1つとなります。また、マスクによって、呼吸することに負担がかかる、つまり運動している時と同じように余分に呼吸をすることで筋肉が使われるため、体温が上がりやすくなる」と指摘しています。

予防・対策のポイントとしては「通気性の良い衣服、給水性・速乾性に優れた下着などを選ぶこと」、「冷却グッズなどで体を冷やすこと」、「自宅では適切に冷房機器を使用して身の回りの環境を涼しく保つこと」などをあげています。

次に、「水分補給のしにくさ」についても注意を呼びかけています。

「マスクを着用していると、マスクのつけ外しの煩わしさから、いつもより水分補給をしにくく、水分の摂取量が減ってしまうこともあるかもしれません」とした上で、「普段よりこまめな水分補給」や「大量に汗をかた場合の適度な塩分補給」の必要性を訴えています。

水分と塩分の補給方法については、自分で手軽に作れる食塩水もすすめています。食塩水は、目安として1リットルの水に対し1~2gの食塩を加えます。さらに「長時間のスポーツなどで失われた糖分を補い、エネルギーを補給するために砂糖などを加えると、水分や塩分の吸収が良くなる上に疲労回復にもつながるので、より効果的です」と加えています。

水分・塩分の補給にはスポーツドリンクを利用する人も多いと思いますが、日本生活習慣病予防協会では、「エネルギー補給の目的で糖質を含んでいるものが多く、減量や血糖コントロールをしている人では効果が減じてしまう」、「スポーツドリンクの特徴は、発刊などで失われるナトリウム、カリウムなどの電解質を含んでおり、吸収を早めるために体液に近付けた浸透圧にしてあること。必要な場合は、糖質を含まない低カロリーのものを利用する方法もある」と、注意を促しています。

これらのポイントを押さえ、withコロナ時代の暑い夏を、健康に乗り切りましょう。

コラム

2020/7/27

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