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本来の手洗い設備とは

コラム

2020/8/24

手洗い設備は何カ所必要か

新型コロナウイルス等の感染症は、これからも新しい感染症が出てくる可能性があります。

寒くなるとはやり出す、ノロウイルスも1998年に食中毒菌とされました。それまでは、「お腹の風邪」や「ウイルス性胃腸炎」等と呼ばれていました。最近は、食中毒の原因の一位になっています。

感染症を防ぐためには、手洗いが一番の効果があると言われています。

飲食店、レストランで考えると、手洗いは何カ所必要だと思いますか。従業員が厨房に入る前に手を洗う所、お客様が食事前に手を洗うところ、トイレの手洗い場の最低三カ所必要になります。厨房が大きな所では、従業員が作業しているところから、最低8m以内に一カ所は欲しい物です。

私は、多くの飲食店の厨房を見てきましたが、充分な数の手洗い場を備えているお店は、ほとんどありませんでした。

飲食店の設計を考えるときに、利益を多く出すために、多くの客席を取ることを第一に考えている方が多く、安全性を犠牲にしても、客数を多くとってしまいます。

客数と、回転率を考え、本来のお客様の快適さ、安全を考えていないお店が多くなってきています。図の、登る階段をお店の利益の階段を上ってしまっているのです。充分なスペースを取り、手洗い設備を設けていれば、感染症対策を新たに取らなくても良かったはずです。

本来の手洗い設備とは

三カ所以上設置してある手洗い設備は、まず充分なシンクの大きさが必要です。保健所の許可上必要だからと言う理由で、市販されている一番小さいシンクを取り付けている、厨房がおおい物ですが、手洗いを手首まできちんと行うためには、最低36cm×28cm以上の大きさが必要です。保健所の中には、大きさの指摘が有る場合がありますが、ほとんどは、とても手を洗うことが出来ない、形だけの手洗い設備で許可が下ります。

本来の手洗い設備

手洗い水は、40℃程度のお湯が出る必要があります。冷水で洗うよりも、遙かに洗浄効果があがります。水洗はてを使用せずに水が出る、足踏み式、電子センサー式が必要です。

利益を出すために、手洗い水を節水するための「節水コマ」を使用し、充分な手洗いが出来ない設備もあります。最低限の水量が出るように調整が必要です。

厨房内で手洗い設備の隣に、食材を洗う等のシンクが有る場合は、シンクに手洗いの飛沫が飛ばないような仕切りが必要です。すなわち、手洗い設備は、食材などを洗うシンクと併用は出来ないのです。

私は、新型コロナウイルス以前より、ジャットタオルの衛生問題について提起してきました。たった一人が、いいかげんに手を洗い、ジャットタオルを使用することで、汚染源になってしまうからです。しかし、ペーパータオル代よりも、ジェットタオルと電気代の方が安いと言う理由で、様々な所に普及し、今回の騒動で、使用禁止のところが増えています。

安全の土台の上での利益では無く、安全を犠牲にして利益を出すことを考えた結果になります。

あなたが食事するところは、本来の手洗い設備が三カ所ありますか。

コラム

2020/8/24

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