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神戸市と日本マイクロソフト、新型コロナの業務効率化アプリをオープンソースとして公開

ニュース

2020/6/15

兵庫県神戸市と日本マイクロソフト(東京都港区)は6月4日、神戸市の新型コロナウイルス感染症対策において、業務効率を高め、市民の利便性向上を図るために構築した「特定定額給付金進捗管理」などのアプリケーションを、オープンソースとして公開したと発表した。これにより、他の自治体も神戸市と同じアプリケーションやサービスを構築し利用することができる。

神戸市は4月より、日本マイクロソフトなどの企業や団体と連携して、新型コロナウイルス感染症対策の業務効率化アプリケーションを、マイクロソフトのクラウドサービス「Power Platform」を活用して、市職員が開発・提供してきた。Power Platformは、業務アプリケーション作成、データ分析・洞察の取得、業務プロセス自動化、チャットボット作成など、様々なツールを提供する。

今回の取り組みを全国の自治体でも展開できるようにするため、構築したアプリケーション、ワークフローシステムの設定、視覚化ツール設定等をすべて、共に開発した企業・団体と連携して、ソフトウェア開発プラットフォームの「GitHub」に、自治体向けソリューションテンプレートとして公開した。

具体的には、構築した業務効率化アプリケーションにより、以下のサービスを提供する。

(1)新型コロナウイルス 健康相談チャットボット

新型コロナウイルス 健康相談チャットボット

新型コロナウイルス感染症の不安を解決する新たなツールとして、神戸市ウェブサイトから市民が問い合わせできる、「新型コロナウイルス 健康相談チャットボット」を5月20日より提供する。チャットボット構築ツール「Microsoft Power Virtual Agents」を採用し、簡単な問い合わせ対応はチャットボットや自動音声通話などで対応することで、職員がより緊急度の高い業務に注力できるようになった。

(2)特別定額給付金の申請状況等確認サービス(住民ポータル)

特別定額給付金の申請状況等確認サービス(住民ポータル)

神戸市では、特別定額給付金について、申請後の審査や振込手続きについての問い合わせが多数寄せられ迅速な対応が難しい状況にあった。そこで、市ウェブサイトで申請者番号を入力すると、申請の審査状況や振込予定を確認できる「神戸市特別定額給付金申請状況検索サイト」を開発し、5月29日より提供している。

(3)データ公開サイトの統合(ダッシュボード)

データ公開サイトの統合(ダッシュボード)

神戸市では、新型コロナウイルス関連のデータ公開サイトを整理して1つに統合し、6月1日より提供している。市民へのリアルタイムな情報提供を、より効率的に実現するために、データの取得・加工・可視化までを自動化させるツール「Microsoft Power BI」を活用して、データ公開サイトを統合したダッシュボードを開発し提供するものだ。それまでは、職員がそれらの集計業務に多くの時間を費やしていた。

神戸市と日本マイクロソフトは包括連携協定を締結

神戸市と日本マイクロソフトは、相互の連携を強化し、先端技術の活用による行政課題の解決とスマートシティの実現を目指し、6月4に包括連携協定を締結した。また、あわせて「新型コロナウイルス感染症対策に関する覚書」を締結した。この覚書では、日本マイクロソフトは、神戸市に対して、Power Platformなどのクラウドサービスを無償で提供するとともに、連携して前述の3つのアプリケーション・サービスや、構築内容をオープンソースとして公開する取り組みを推進することとしている。

神戸市では、2020年を、阪神淡路大震災から25年を迎える大きな節目の年として捉え、多様な課題を克服し、最先端技術やデータを活用しながら高度な市民サービスの創出・実装に取組むことを通じて、「世界とふれあう市民創造都市」づくりを推進してきた。新型コロナウイルス感染症対策での経験も踏まえ、デジタル化をより一層推進していく必要があると考え、日本マイクロソフトとの包括連携協定の締結に至ったという。

この包括連携協定では、(1)デジタルトランスフォーメーションの推進による働き方改革、(2)スマートシティ実現に向けたデータ連携基盤の推進、(3)デジタル人材の育成と人材交流、(4)デジタルを活用した子どもや青少年の学びの支援、に取り組む。

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2020/6/15

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