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キヤノン、独自のファン付きバイザーを開発 マスク着用時の暑さ軽減にマネしていいよ

ニュース

2020/7/16

キヤノン(東京都大田区)は6月30日、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐためにマスクやフェイスシールドを着用した時の暑さ軽減を目的に、独自にファン付きバイザーを開発し、生産現場など社内での利用を開始したと発表した。

このファン付きバイザーは、頭部に装着する本体部分にファンを搭載しており、額から顔前面にかけて下向きの気流が発生することで、付属の透明シールド装着時やマスク併用時に感じる暑さを軽減することが期待できる。また、本体にはカメラやレンズに用いられるプラスチック素材を採用している。

開発したファン付きバイザー(付属の透明シールド装着時)

開発したファン付きバイザー(付属の透明シールド装着時)

このファン付きバイザーの知的財産権は、キヤノンが発起人として参画する、新型コロナウイルス感染症対策支援のために知的財産権を無償開放する「COVID対策支援宣言書」の対象となる。

現在、身体的距離の確保やマスクの着用、手洗い、「3密(密集、密接、密閉)」を避けるなどの対策を取り入れた「新しい生活様式」を実践することが求められている。また、これから本格的な夏を迎えるにあたって、マスクやフェイスシールド着用時の熱中症対策も必要になる。キヤノンにおいても、社内の日常業務において、これら着用時の暑さ対策が課題となっていた。

なお、ファン付きバイザーは、「新しい生活様式」における暑さ軽減を目的としており、ウイルスなどの感染を防ぐものではない。また、生産現場などでの使用を想定しており、医療用ではないとしている。

知的財産権を無償開放し感染症の早期終結に貢献

「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言書(COVID対策支援宣言書)」は、20社の経営者や知財責任者が発起人となり、知的財産権を無償開放し新型コロナウイルスの早期終結に貢献することを目的に5月に発表された。

これは、賛同する国内外の企業、研究機関、個人が、新型コロナウイルス感染症のまん延終結を目的とした行為(診断、予防、封じ込め、治療など)に対して、一切の対価や補償を求めることなく、保有する特許権・実用新案権・意匠権・著作権の権利を一定期間行使しないことを宣言するものだ。同宣言は、原則として世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症まん延の終結宣言を行う日まで有効。これにより、同宣言の対象となる知的財産権については、侵害有無の調査やライセンス許諾を求める交渉に時間や費用を費やすことなく、すみやかに利用できる。

COVID対策支援宣言書のウェブサイトに、宣言の手順や、宣言者(対象の知的財産)が掲載されている。同宣言の対象となった知的財産を積極的に利用し、新型コロナウイルス感染症の早期終結に向けた製品やサービスの開発・製造・販売などを進めるよう呼びかけている。2020年7月8日時点の宣言者数は90、対象特許数は910,686件。

なお、一部の権利者は、その無償解放する知的財産の範囲や開放期間などに制限したり、使用前の通知を条件に無償開放している。対象となった知的財産の使用前に、宣言書の内容を個別に確認する必要がある。

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2020/7/16

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