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一定の濃度以上の次亜塩素酸水は新型コロナ対策に有効 使用方法は要注意

ニュース

2020/7/16

経済産業省は6月26日、製品評価技術基盤機構(NITE)における新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価によって、新たに2種の界面活性剤と、一定の濃度以上の次亜塩素酸水が、身の回りの物品の消毒に有効であることが確認されたと発表した。

次亜塩素酸水は、以下のものを有効と判断した。

  • 次亜塩素酸水(電解型/非電解型)は有効塩素濃度35ppm以上
  • ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの粉末を水に溶かしたものを使う場合、有効塩素濃度100ppm以上

また、次亜塩素酸水を使ってモノのウイルス対策をする場合は、アルコールとは使い方が異なるとして注意を呼びかけている。注意事項をまとめたリーフレットでは、次のように紹介している。

拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上のものを使う。

  1. 汚れをあらかじめ落としておく。
    ※元の汚れがひどい場合などは、有効塩素濃度200ppm以上のものを使うことが望ましい。
  2. 十分な量の次亜塩素酸水で表面をヒタヒタに濡らす。
  3. 少し時間をおき(20秒以上)、きれいな布やペーパーで拭き取る。

流水で掛け流す場合、有効塩素濃度35ppm以上のものを使う。

  1. 汚れをあらかじめ落としておく。
  2. 次亜塩素酸水の流水で、消毒したいモノに20秒以上掛け流す。
  3. 表面に残らないよう、きれいな布やペーパーで拭き取る。

このほか、次亜塩素酸水を購入・使用するときのポイントとして、使用方法、有効成分(有効塩素濃度)、酸性度(pH)、使用期限の表示があることを確認すること、また、家庭等で次亜塩素酸水を自作すると、塩素が発生する可能性があり危険であることなどをあげている。

次亜塩素酸水について、製造・販売事業者向けに、有効性・使い方・販売方法等で気をつけるべき点をまとめた資料も公表した。

次亜塩素酸水は、「次亜塩素酸を主成分とする酸性の溶液」をいう。次亜塩素酸水には、いくつかの製法がある。また、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)と次亜塩素酸水は別のものである。

界面活性剤は9種を有効と判断

NITEは、経済産業省の要請を受け、新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、家庭や職場におけるアルコール以外の消毒方法の選択肢を増やすため、検討委員会を設置し、消毒方法の有効性評価を進めてきた。6月26日にその最終報告をとりまとめた。

界面活性剤は、新たに2種を追加し、次の9種を有効と判断した。

  1. 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
  2. アルキルグリコシド(0.1%以上)
  3. アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
  4. 塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
  5. 塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
  6. 塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
  7. ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
  8. 純石けん分(脂肪酸カリウム(0.24%以上)
  9. 純石けん分(脂肪酸ナトリウム(0.22%以上)

なお、有効とされた界面活性剤を含む洗剤等は、NITEのウェブサイトで「効果が確認された界面活性剤を含む洗剤等のリスト」として公表されている。

新型コロナウイルスの消毒・除菌方法を取りまとめ

NITEの報告を踏まえ、経済産業省は、厚生労働省と消費者庁と合同で、身の回りのウイルスの消毒・除菌方法や消毒剤等の選び方・使い方などを取りまとめたリーフレットやポスターなどを作成し、ウェブサイトで公開した。

現在、新型コロナウイルスに対する消毒や除菌の効果をうたう様々な製品が出回っている。ポスターでは、目的にあった製品を、正しく選び、正しい方法で使用すること、商品の購入の際は、使用方法、有効成分、濃度、使用期限の4点をチェックすることなどを呼びかけている。

新型コロナウイルスに有効な消毒・除菌方法については、「次亜塩素酸水」の使い方のほか、「次亜塩素酸ナトリウム」など既存の消毒・除菌方法、「界面活性剤」の使い方についてリーフレットにまとめている。

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2020/7/16

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