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第1波での新型コロナ症対策を検証 今後の備えを明示 神戸市が政令市初、報告書公開

ニュース

2020/7/20

兵庫県神戸市は7月7日、政令市として初めて、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大した第1次における感染対策の対応を検証した結果をまとめた報告書を公表した。また、市民や、感染症対策にあたった関係者から、この検証報告書に対する意見や次なる波への備えに関する提言等の募集を開始した。意見募集期間は7月31日まで。

同市では、新型コロナウイルス感染症の第1次というべき感染拡大期において、刻々と変化する状況にどう対応してきたか、時系列で振り返るとともに、分野別にその対応のあり方を検証することを通じ、「感染警戒期」において準備しておくべき「備え」と、近い将来に予想される「感染拡大期」において適切に対応するための方針を示すために、検証チームを設置し、検証作業を進めてきた。報告書は、その検証結果をまとめたものである。

報告書名は「神戸市新型コロナウイルス感染症対策第1次対応検証結果報告書」。報告書は神戸市のウェブサイトに掲載されている。

分野別に対応を検証、感染警戒期・感染拡大期の対応を明記

報告書は、「時系列でみる国・県の動きと神戸市の対応」「対応の検証[分野別]」「次なる波への備え」の3章で構成される。

「対応の検証[分野別]」は、医療提供体制と感染拡大防止対策/報道対応と広報/市立学校園/保育所・学童保育施設等/社会福祉施設等/個人向け支援策/事業者向け支援策/職員・組織・庁舎/物資備蓄体制/市有施設等/意思決定、の11分野についてまとめている。

「次なる波への備え」では、感染拡大の第1次対応においては、十分な準備や想定ができていない中で対応せざるを得なかったが、その間、多くの経験を積むことができたとしている。また、この感染症による死者を最小限にすること、市民生活や経済活動をできる限り維持・回復すること、この2つの戦略目標を掲げ、次なる感染拡大期の到来に備えなければならないとした。その上で、11分野ごとに「感染警戒期において準備しておくべき備え」、「感染拡大期において適切に対応するための方針」について明らかにしている。

たとえば、感染警戒期において準備しておくべき備えとして、医療提供体制と感染拡大防止策では、早期に感染拡大の兆しをキャッチするとともに、クラスター対策を万全にするため、積極的PCR 検査、抗原検査などによる戦略的サーベイランスを実施することなどを明記している。

意見等は集約の上、共有し検証報告を補完

次なる感染拡大期がいつに来るか予想ができないため、できるだけ早期に検証報告を行う必要があったことから、今回の検証作業は短期間で庁内各局の副局長を中心に市役所内部で行うこととした。このため、この検証報告書について、意見を募集することとした。寄せられた意見等は集約の上、庁内にて共有し検証報告を補完することで、次の感染拡大の波への備えを万全に図ることとしている。

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2020/7/20